当院では10月1日(木)より、今シーズンのインフルエンザワクチンの接種を開始いたしております。
原則予約制ですので、お電話でまたは来院の際にご予約をお願いいたします(予約の日程等は後日で結構です)。
接種は1回¥4,400(税込み)となります。
接種回数は13歳以上の方は基本的に1回接種,13歳未満の方は2回接種を推奨しております。
2回接種をご希望の方は13歳以上は2回目も¥4,400。
千代田区在住の65歳以上(一部基礎疾患のある60歳以上)の方は接種費用が全額助成されます。千代田区より送付された予診票をお持ちください(ただし1回接種のみ)
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kenko/kenko/yobosesshu/kore-influ.html(高齢者インフルエンザ予防接種:千代田区HP)
生後6か月以上から18歳まで(高校3年生まで)のインフルエンザワクチンについても千代田区より全額助成されます。予診票は千代田区から郵送されませんので、来院していただき所定の予診票にご記入いただきますようお願いいたします。13歳未満のお子さんは2回目の接種も費用が助成されます。
https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kosodate/kosodate/yobosesshu/nini/influenza.html(高校生以下のお子さんのインフルエンザ接種費用助成:千代田区HP)

インフルエンザワクチンはインフルエンザに感染するのを100%予防できるものではありません。
年齢が下がるほど、つまり小さい子どもさんほど、インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザにかかってしまうことが多く見られます。
それでもインフルエンザワクチンを接種することで、感染したときに症状を軽くすることができます。症状が長引くのを抑えることができる、特に小さいお子さんやご高齢の方の場合には肺炎やインフルエンザ脳症といった重篤な症状になるのを抑えることができる可能性が高くなります。こういった重篤な症状はインフルエンザ治療薬と呼ばれるものでは予防することはできません。

昨シーズンのブログにもインフルエンザワクチンのお話を書かせていただいておりますので、お時間があればそちらもお読みいただければ幸いです。
今シーズンは特に新型コロナウイルスの流行がまだ押さえ込まれてはいない状況もあり、インフルエンザワクチンの接種を希望される方が多くなることが予想されます。実際の日本国内での今年のインフルエンザワクチンの生産量は例年より300万本ほど増産されているのですが、それでも国民の半数程度が接種できる数しか作られていません。
インフルエンザワクチン接種に関して持論をお持ちの方もおられるのは承知ですが、社会生活を送る上で人に病気をうつさないようにするための努力は、マスクや手指の消毒、咳エチケットだけでは不可能な部分もあります。
個人が感染しない努力をすることが、集団で感染の拡大を防ぐこと(集団免疫)につながり、さらなる大流行を防ぐことになります。
不安な世の中を少しでも安心して過ごすことができるように、インフルエンザワクチンの接種について、今一度お考えいただければ幸いです。
(HP編集担当)